2014/02/05
適正受注の正念場に(東京・YO)
適正受注の正念場に
▼昨年12月28日、大井競馬場で行われた第59回東京大賞典。単勝1・6倍の人気に応えて、ホッコー
タルマエ(栗東・西浦厩舎)が快勝。2着は2番人気のワンダーアキュート、3着に3番人気のニホ
ンピロアワーズが入った。売得金額は、前年を上回る約26億800万円を記録し、1レースあたりの
地方競馬歴代1位になった
▼中央競馬では、年末のグランプリ、有馬記念はオルフェーヴル(栗東・池江厩舎)が1番人気に応
え、2着に8馬身もの差をつけて圧勝。こちらも前年の売上を上回った。このレースで引退するオル
フェーヴルのラストランを一目見るためか中山競馬場には12万を超える人々が訪れ、夕闇の中で行わ
れた引退式を見守っていた
▼新春の風物詩とも言える、マグロの初セリ。ことしの最高値は、すしざんまいを展開する喜代村
(東京都)が競り落とした青森県大間産のクロマグロで736万円だった。昨年に記録した史上最高
値となる青森県大間産のクロマグロ1億5540万円に比べると、過度な競争がなく、価格が落ち着
いた感がある
▼初セリ報道で思い浮かんだのが、建設業界で聞かれるキーワード「適正価格での受注」だ。昨年、
建設業団体は、技能労働者の適切な賃金水準の確保へ、過度な低価格受注を慎み、適正な価格で受注
することなどを決議した
▼アベノミクスが功を奏し、景気は回復しているのか、昨年末KEIRINグランプリが開催された
立川競輪も3日間の総売上が前年を上回ったという。マグロの初セリは価格が落ち着いた感があった。
建設業界の適正受注は進むのだろうか、今年は正念場となりそうだ。(東京・YO)