2014/02/27
結果より挑戦に意義(埼玉・YW)
結果より挑戦に意義
▼ソチの冬季五輪が、多くの涙と感の余韻を残して終えた。メダル8個は目標の10個には及ばなかっ
たものの、まあまあの成績だろう。それにもまして、あの感動を忘れない
▼フィギュアスケートの浅田真央選手の転倒に対して、森元総理が講演で「あの子は大事な場面で見
事に必ず転ぶ」と発言。それに対して「スポーツ選手に敬意が欠如」「相変わらず軽い発言」などと
批判が続出した。本人は「真意が伝わっていない」と弁解しているが残念だ
▼世間から「大舞台でトリプルアクセルに挑戦する勇気こそ素晴らしい」といった書きこみが多い。
ファインプレーと判断ミスは紙一重であり、結果は神様しか分からない。例えば、野球でレフト前ヒッ
ト性の当たりに、レフトがダイビングキャッチしてファインプレーすることもあれば、後ろにそらし
長打になることもある
▼しかし言えることは困難な場面に、または五輪という重圧の中で果敢に挑戦することは感動を与え
る。すべてのスポーツに該当することだが、当然ビジネスの世界でも言えるのではないか。何も挑戦
せずにやり過ごすせば大きな失敗はないかもしれないが、スポーツでは感動を与えず、ビジネスでは
実績も何も残らない。挑戦し失敗しても、そこから何かを学び、成功への努力と発想を磨くことこそ
重要ではないか
▼今年の弊社のテーマは「トライ&エラー」である。何も好き好んでエラーはしたくない。トライに
はエラーは付き物であり、恥ずべきではない。普段から挑戦する勇気の重要性を認識し、自らも挑戦
して成果を産むよう取り組まねばと肝に銘じている。ソチ五輪の感動を胸に秘めてチャレンジしたい。
(埼玉・YW)