コラム

2014/04/17

3次元に見る近未来地図(茨城・KM)

3次元地図による近未来


▼国土地理院は「日本の主な山岳標高」を記載した 『1003山』の山名、位置、標高などを改定

し今月から公表した。これは2万5000分の1地形図などの基本測量成果を基礎に点検・補足調査

を行いまとめたもの。2002年度に世界測地系への変更や三角点の移転等による更新を行ったのを

はじめ、地殻変動や地形変化に伴う標高数値の更新を随時反映している


▼今回は、標高の算出方法をこれまでの三角測量から、全地球測位システム(GPS)に変更した。

これにより全国主要山岳のうち87山の標高が4月から変更になった。48山で標高が1m高くなり、39

山が1m低くなった


▼また、3月からホームページ上で『3次元日本地図』の公開を始めた。こちらの地図は、全国の地

形図データを基に作られたもので、好きな場所を360度すべての方向や高さから眺めることができ

るというもの。データを3Dプリンターに入力すれば、立体の地図模型を作れる上、データに着色す

ることで、踏破した登山ルートを明示することも可能だ


▼シャープは、地図情報サービスのゼンリンなどと協力し、コンビニの複写機で、地図を簡単にプリ

ントできるサービスを開始する。料金は1回300円で、ローソンやファミリーマートで利用できる。

また名刺の作成や、ツィッターなど人に向かって情報発信するSNSにアップロードした写真をプリ

ントできるサービスも始めるなど、複写機利用の幅を広げている


▼登山後に立ち寄ったコンビニで、さっき歩いてきた登山ルートを3Dプリンターで作成し、持ち帰

る。そんな日があっという間に訪れそうだ。(茨城・KM)


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