コラム

2014/06/14

伝達力をどう鍛えるか(埼玉・SW)

伝達力をどう鍛えるか


▼『たまたま』という番組がテレビ埼玉で不定期に放送されている。HTB(北海道テレビ)『水曜

どうでしょう』の藤村忠寿さんと読売テレビ『ガリゲル』の西田二郎さんの2人の制作者が、両バラ

エティ番組がテレビ埼玉で放送されていることをきっかけに、局の垣根を越えて作っている


▼藤村さん、西田さんに加え、TBSの合田隆信さん、テレビ東京の伊藤隆行さんら各局の制作者が

一同に介したトークライブが行われた。主に就活中の大学生が対象だったが、社会人が聴いても聴き

応えがあった


▼インターネット普及や宣伝・広告費削減の影響を受け、厳しい状況が続く放送業界。最近は特に、

視聴率優先で番組が制作されているようで、各局とも視聴率が取れるよう「置きに行っている感じ」

と嘆く。一方で『水曜どうでしょう』の最新シリーズはHTBでの本放送終了15分後に有料でネット

配信。5000万円の収入になったという


▼就活の話では、合田さんが「エントリーシートがボランティア、イベント開催、貧乏旅行などパター

ン化している。内容が充実していても、面接するとコミュニケーション力が足りなかったりする」、

伊藤さんは「(面接の)5〜10分では分からない。『また会いたい』と思わせるかどうか」などと学

生たちにアドバイスしていた


▼就活だけにとどまらず、どんな職に就いても相手に「一緒に仕事をしたい」と思わせられるかどう

かが大切だ。どんなによいものでも、相手に何がよいのかを伝えられなくては意味がない。記事も同

じこと。何を一番伝えたいのか、試行錯誤を繰り返しながら日々書いている。(埼玉・SW)


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