コラム

2014/08/02

日本仕様は普及するか(新潟・SS)

日本仕様は普及するか


▼ディズニーアニメ「アナと雪の女王」が3月の上映以来大ヒットしている。上演中にDVDやブルー

レイの販売・レンタルを開始した。映画館でも鑑賞してみたが、家族の依頼でブルーレイも購入した


▼手にしたパッケージには「MovieNEX」と見慣れない文字が記されている。調べると、ブルーレイ+

DVDのほか、iPhoneやアンドロイドなどタブレット端末で閲覧が可能なシリアルコードが同封され

ており、1パッケージで好きな端末で作品が視聴できるディズニー日本法人のオリジナル商品だ


▼「アナと雪の女王」の原題は「FROZEN」。直訳すると「冷凍」。これを「アナと雪の女王」という、

内容を浮き彫りにした邦題名を付けたのも、日本でのヒットの要因だと思う。しかし映画の邦題につ

いては、原題から大きくかけ離れ、センスが良いと言いがたいものも多く、最近では批判を避けるた

めか無理に邦題を付けず、単に英語をカタカナ表記にしたり、せいぜい副題を付ける程度のものが多

くなっている


▼日本でも有名なシルベスター・スタローン主演の『ランボー』の原題は『FirstBlood』。日本では

主人公の名前をタイトルにしたが、邦題の評判の良さも手伝って、アメリカの続編も『Rambo: First

Blood Part2』、シリーズ3では『Rambo3』のタイトルに変更された


▼「MovieNEX」仕様のブルーレイなどメディア販売は現時点では国内のみ。様々な端末で視聴できる

代わりに、既存製品よりも1000円程価格帯がアップする。日本独自の仕様が映画ランボーの邦題

のように世界に普及するのか、ガラパゴスで終わってしまうのか注目したい。(新潟・SS)

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