コラム

2016/08/02

雇用形態の変化(埼玉・SH)

雇用形態の変化


▼ちょっとした買い物に は、コンビニエンスストアを利用する。そこで、目にするのは日本語で接客を行う外国人店員だ。発音など接客の仕方が少々ぎこちない人もいるが、しっかりと仕事をこなしている。十数年前には、本格的な外国料理店以外ではあまり見なかったように感じる


▼今では、コンビニエンスストアのほかにもファミリーレストランなどで、日常的に働く姿が見られるようになったと思う。さらに、厚生労働省が発表する外国人雇用状況の届出状況からも増加していることが分かる


▼外国人店員が増加している理由として、労働力不足が思い浮かぶ。それだけが原因ではないと思うが、労働力不足は日本が抱える社会問題の一つであることは間違いない。日本ではそれを補うため、政府・企業などが定年退職後の再雇用、女性の活躍促進・推進、外国人労働者受け入れなどを行っている


▼また、男性の育児休暇、ワーク・ライフ・バランス、フレックスタイム制導入など働き方も多様化しており、従来の終身雇用、アルバイト・パートなどだけではない雇用形態の変化が見られるようになっている。そのような変化に対し、どこまで対応できるだろうか


▼職種や業種により、導入範囲や時期などは異なるだろう。だが、学生など今後就職活動を行う人たちは、会社の選び方として、雇用形態の多様性・柔軟性を求めるようになるはずだ。変化の際には、さまざまな問題が生じるかも知れない。だが、それを踏まえた上でも、会社は柔軟に対応する必要があると思う。これからの人たちが会社を、そして日本を支えていくのだから。(埼玉・SH)


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