コラム

2016/08/09

梅雨が明けたら(新潟・SS)

梅雨が明けたら


▼海の日の3連休、家族や友人とキャンプに出掛け た。道中、土曜日にもかかわらず多くの工事現場が稼働し、キャンプ場近くの大きな工事現場でも何台も重機が動き、作業が行われていた


▼キャンプ場に着くと同時に雨が降り出した。雨のキャンプで憂鬱になるのが、テントの設置と撤去。テントが雨水に浸らないよう設置場所にも気を使うし、雨量によってはテント周囲に溝を掘り、雨水が流れ込まないようにする必要もある。なにより気が滅入るのが濡れて重くなったテントの撤収で、帰宅後、濡れたテントを乾かすのも面倒だ


▼新潟県の昨年度の降雨日数は秋田県に次ぐ2位の170日。2日に1日は雨が降る。全国平均が120日なので、平均より50日も多い。工事現場でも、雨が降れば養生など手間も増えるし、防水工事や舗装など品質に影響するものも多い。全国平均よりも多く雨が降る新潟県では多少の雨で工事を中止にしていては仕事にならないし、工程的にも土曜日や祝日に現場が動くのは仕方がないのかもしれない


▼7月18日に九州南部から東海地方の梅雨明けが発表。北陸は22日、関東甲信は平年より1週間ほど遅れ28日に梅雨明けした。しかし梅雨が無いはずの北海道では7月に大雨が続き、注意を呼び掛けていた。今後は全国的に気温が高くなる予想で、厳しい暑さとなりそう


▼雨で遅れた工程を取り戻そうと頭を悩ましている監督もいれば、雨で現場が中止になり、やきもきしている親方もいるだろう。しかし契約した納期は守らなければならない。夏本番となった今、熱中症など体調に留意して酷暑を乗り切ってほしい。(新潟・SS)


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