コラム

2016/10/05

江戸のキャッチコピー?(新潟・TN)

江戸のキャッチコピー?


▼職場では、昼食時になると女性陣がお茶を入れてくれる。緑茶である。近年オフィスでお茶を入れてくれるのは珍しいことかもしれない。昼時に出してもらうと意外とまったりして心地良い


▼昔からお茶は「朝茶は七里帰っても飲め」「お茶を濁す」「ちゃちゃをいれる」など多くのことわざがある。これまで聞いたことはないが「茶を飲むと色が黒くなる」という言葉もあるとのこと。これは貴重なお茶をあまり飲ませたくないという方便だそうだ。「宵越しの茶は飲むな」と、間違った飲み方をしなければ、健康に良いことは誰もが知るところ。昔は科学的なデータを基に判断したわけではないため、生活に根付いた長い歴史があったから出てきた言葉なのであろう


▼最近『飲んではいけない飲みもの 飲んでもいい飲みもの』(渡辺雄二著、だいわ文庫)を読んだ。この本では、緑茶に限らず紅茶、ウーロン茶のほか、清涼飲料水、さらにはミネラルウオーターのことまで書いてある。書名のとおり飲んではいけないものが掲載してあるほか、逆に飲んでもいいものも載っている


▼緑茶でNGとしているものはなかったが、同じメーカーで販売しているお茶以外の商品でも、種類によっては飲んでもOKだったり、NGだったりと、買う際には参考になる。ちなみに、いけないとする理由の一つとして、香料など添加物が挙げられていた


▼お茶を飲む習慣は江戸時代に庶民に広まったとされている。それにしても「七里帰っても飲め」というのは、江戸商人の宣伝文句が始まりだったのかもしれない。お茶を飲むたびに思い浮かぶ。(新潟・TN)


厳選されたコンパクトな記事で
ちょっとリッチな情報収集

建設メールはこちら