コラム

2017/01/24

アニメから建設業をPR(埼玉・SW)

アニメから建設業をPR


▼アニメ映画『君の名は。』の興行収入が2016年12月時点で200億円を超える大ヒットとなっている。新年を迎えても映画館での公開が続いている。国内の歴代興行収入では、01年公開の『ハリー・ポッターと賢者の石』を抜き4位となった


▼映像では現実の場所が忠実に再現されており、聖地巡礼として登場した新宿駅やJR信濃町駅周辺、岐阜県飛騨市などへの訪問者も多いという。世界に誇る日本のアニメ文化があらためて示された


▼国土交通省江戸川河川事務所などが開いた建築科の高校1年生を対象としたICT活用工事の現場見学会を取材した。生徒たちはドローンを使用した空中写真測量を見学したほか、マシンコントロールブルドーザやラジコンバックホウといったICT建機の操作などを体験。最後にドローンによる記念撮影が行われた


▼終了後、女子生徒に感想を聞いた。「いろいろな機械を見ることができて楽しかった。丁寧に教えてもらえ勉強になった。建築を将来の選択肢に残したい」と話してくれた。「選択肢に残すということは、ほかにどんな選択肢があるの?」と尋ねると「アニメ業界や声優に興味を持っていて、アニメでも建築の良さが伝えられたらいい」と目を輝かせながら答えた


▼大成建設がアニメーションを活用したテレビCMを放映している。アニメ業界とのコラボレーションだ。ベトナム・ノイバイ空港編やボスポラス海峡トンネル編などの監督は『君の名は。』の新海誠氏が担当。女子生徒が建築ではなく異業種の道に進もうとも、側面から建設業を支援してもらえるのならば、大変心強い。(埼玉・SW)


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