コラム

2017/02/23

富士を望む観覧車完成(山梨S・A)

富士を望む観覧車完成


▼東名高速自動車道上り線にある富士川サービスエリア(SA)の一角に観覧車が新設され、今日(2月23日)富士山の日にあやかりオープンする。完成により駿河湾に広がる海原のパノラマや、晴天時には高くそびえる世界文化遺産・富士山を拝むことができる新名所として注目を集める事だろう


▼地上約60mの高さを誇る新観覧車は、1台につき6人乗りのゴンドラを計36台設ける。うち1台はペットとの乗車が可能。さらに高所からのスリルが味わえる透明のゴンドラを4台備えるという


▼高速道路のSAにはご当地グルメを味わえる商業店舗や道の駅が併設されたりと、一日中楽しめる要素を備えた施設が数多く誕生しており、地域創生に一役買っているようだ。しかしSAを利用していて気になることが一つ。新東名高速道路が完成して間もないころ、トイレ休憩に入ろうとしたら進入口に車の長蛇の列が。長時間並んでやっと駐車場が見えたと思ったら今度は出る車を待つことになり、車を停めるまで多く時間を要したハプニングを思い出す


▼新観覧車が誕生する一方、東名高速道・御殿場IC付近にあるプレミアム・アウトレットのランドマークとして親しまれた観覧車が取り壊される。跡地は小田急電鉄が主体のホテルに姿を変える。同じ高速道沿線で観覧車が同じタイミングで新旧交代となるのは偶然か


▼新観覧車は利用者に親しみを持ってもらうため名称を公募し、Fuji Sky View(フジスカイビュー)に決まった。オープン初日の大渋滞は必至。多くの人が訪れるだろうが、利用者のために駐車場の回転率向上策も一つ考慮してほしいものだ。(山梨S・A)


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