コラム

2017/08/04

出会いは天文学的確率(新潟・YS)

出会いは天文学的確率


▼一期一会。茶道に由来する日本の有名なことわざである。簡単に言うと「もう二度と会わないかもしれないから出会いを大切にしましょうね」ということ。語源は千利休が発した言葉だと言われ、弟子の山上宗二(やまのうえ そうじ)が著書に残している


▼出会いという言葉をインターネットで調べてみた。人生80年だとして、人が一生で出会う人の数は3万3333人という。接点を持つ人3万人、学校や職場・近所の人3000人、親しく会話を持つ人300人、友人30人、親友3人。これを確率で表すとちょっとすごい。現在の世界の人口は約72億人なので、一人の人間に出会うこと24万分の1、近い関係240万分の1、親しい関係2400万分の1、友人2億4000万分の1、親友24億分の1、生涯を共にする人は72億分の1となる


▼ちなみにパチンコで大当たりする確率400分の1、裁判員に選ばれる確率5000分の1、四つ葉のクローバー発見1万分の1、宝くじ1等1000万分の1である。出会いの確率がどれほど奇跡的な数字かということをあらためて感じる


▼先日、旅行に行ったとき、昔親しくしていた友人と遭遇した。すれ違っただけであったが、お互いとても驚いたことをよく覚えている。そんな予想していない一瞬もある


▼良い出会いだけではないが、無駄な出会いはないはずだ。自分とは違った価値観や考え方を知ることができ、自分の学びや糧になると信じている。人との出会いが天文学的奇跡だということは数字を見ても明らかで、奇跡のように巡り合っているからこそ、一つ一つの出会いに感謝して、大切にしていきたいと思う。(新潟・YS)


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