コラム

2018/04/26

議会傍聴の意義(群馬・KS)

議会傍聴の意義


▼先日、群馬県内のある自治体の定例議会に行ってきた。前職の先輩が議員を務めており、傍聴を誘われ、取材を兼ねて足を運んだ。傍聴席に座っていたのは地方紙の記者が1人だけ


▼傍聴したのは議会最終日の本会議で、総括質疑からスタート。その後、議案審議、一般質問などを行い、予算を可決した。気になったのは、地元住民が傍聴に来ていなかったことだ


▼これまで地元の議会を傍聴したことはなかった。今回、初めて議会を傍聴してみて、自分の住んでいる地域でどのような事業が行われているのか、どのような事業を進めようとしているのかなど多くのことを知ることができた。知らなかったことを知ることができるという意味で面白さを感じた


▼これをきっかけに、他の市町村議会も傍聴してみた。ある議会では、地元住民と思われる高齢者の方が3人ほど傍聴席に座っていた。決して多いといえる人数ではない。会社へと戻る車中で、傍聴する人が少ないのはなぜなのかを考えてみた。議会に興味がないこと、地元の市町村が現在行っている事業やこれから進めようとしている事業に対して興味がないからなのではないかと思った


▼誰しもが知っていることかと思うが、議会は自分が住んでいる地域の重要な施策などについて審議し決定する場だ。近年、政治に対して関心のない人が多くなっているとメディアなどで取り上げられている。まずは自分の住んでいる地域に関心を持つことが重要である。そこから政治への関心、議会の傍聴につながっていくのではないだろうか。納税者として税金の使い道をしっかりと把握する必要と義務がある(群馬・KS)


厳選されたコンパクトな記事で
ちょっとリッチな情報収集

建設メールはこちら