コラム

2018/05/30

ショータイムが止まらない(山梨・HI)

ショータイムが止まらない


▼大谷翔平選手が止まらない。アメリカメジャーリーグの名門アナハイム・エンゼルスに移籍以降、彼の投打双方での活躍が注目を集めている。投手と打者で成功した人物は長い歴史を誇るメジャーリーグにおいても多くない。現地メディアは野球の神様ベーブ・ルースと重ね合わせるほど期待を寄せている。投手か打者、どちらの起用が良いか議論に挙がるのは今この23歳の若者をおいて他にいない


▼とは言いつつも、実は野球の生観戦は人生で一度のみ。テレビで見ることも全くないド素人なわけだが、今は彼から目が離せない。彼の活躍はもちろんのことだが、なにより若者が世界に挑戦し、結果を残している姿は格好よく野球に親しみのない人間までも虜(とりこ)にしている


▼オープン戦では満足のいく結果を残せず、現地メディアからは「高校生レベル」と酷評されたが、開幕後の彼の勢いは止まらない。メジャー初打席に一、二塁間を破るライト前ヒットを記録。本拠地初打席は走者一掃の3ランホームランを飾ったのだ。新天地での課題に対し、すぐさま対応し修正に取り組む彼の熱意と気迫は、素人目から見てもプレーに表れている


▼当然のように4月の新人優秀賞を獲得。地元では名前に掛け「ショー・タイム」と称し彼の活躍を楽しんでいる。彼は名実ともにメジャーを代表する選手となったのではないか。この調子でぜひとも年間MVPを勝ち取ってもらいたい


▼勝負の世界は結果が全て。勝ち取るには相当の頑張りが必要なことだろう。若者の挑戦は心を熱くさせ大きなパワーをもらえる。これもまたスポーツの醍醐味(だいごみ)であり愛すべきところだ。(山梨・HI)


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