コラム

2018/09/29

eスポーツは定着するか(群馬・YT)

eスポーツは定着するか


▼任天堂がファミリーコンピュータを発売したのは1983年のこと。マリオやパックマンなどが全世界でヒットし、現在も多くの人を魅了している。30年以上が経過した2016年のリオデジャネイロオリンピックでは、閉会式で安倍晋三首相がマリオの格好をして現れるなど、現在ではゲームコンテンツが日本の重要な文化の一つとして認識されている


▼インターネットの普及により、身近な友人とだけで行われていたゲームが、時や場所を越えて世界中の人と楽しめるようになった。今ではコンピューターゲームをスポーツ競技として楽しむエレクトロニック・スポーツ(eスポーツ)が定着し始めている。海外の例になるが多額の賞金を獲得できる国際大会も開かれており、日本人のスタープレーヤーも出てきているようだ


▼8月にインドネシアのジャカルタとパレンバンの2都市開催となったアジア競技大会では、eスポーツが参考種目となり6つのゲームが選出された。日本はサッカーゲーム「ウイニングイレブン2018」など2種目に参加し、ウイニングイレブンでは見事金メダルを獲得する活躍を見せた


▼今後、アジア競技大会だけでなくオリンピックでの正式採用も期待されるが、国際オリンピック委員会は暴力的な要素を含むゲームについては採用が難しいとのコメントが出されている


▼これまでもオリンピックは、その時代に合わせた世界で広く行われているスポーツを採用してきた実績がある。20年開催の東京オリンピックでは難しそうだが、ゲームファンとしてはいつの日かeスポーツが採用されることを願いたい。(群馬・YT)


厳選されたコンパクトな記事で
ちょっとリッチな情報収集

建設メールはこちら