コラム

2018/12/13

商品の継続性を保つには(山梨・SA)

商品の継続性を保つには


▼先日、好物のカップ麺を買いにドラッグストアへ出掛けた。いつもの商品を求めて商品棚を物色するも見当たらない。まさか完売したのか…と思いつつインスタント麺のコーナーをウロウロ。諦めて別の品で済まそうと手に取った物の外装をよく見ると探していた商品。外装がテニスプレーヤーの大坂なおみ選手に期間限定で変更されていた。外装の変更は見た目や、商品自体の問題点を改善させるきっかけにもなる


▼長く愛飲している薬用酒。赤い四角柱の箱で多くの人に親しまれている商品だが、昨年の初めに購入した際、若干の違和感を感じながらレジで会計を済ませた。実はパッケージの表記が白い文字に変更されて視認性が良くなったのだ


▼当該の薬用酒は半分くらい飲み終えたころから、キャップと注ぎ口が糖分らしきもので固まって開けにくくなる。改良後にはキャップの形状変更や液だれを防ぐ中栓がつけられ、飲む際の開けにくさを克服。便利性を兼ねた細かなリニューアルだった


▼身近なリニューアルと言えば交通インフラか。車で良く利用するとある市内の交差点。右折レーンの幅員が狭いため右折と直進車が交差点付近を塞ぐと度々渋滞が発生し朝夕の通過に多くの時間を要した。改良により長くなった右折レーンと交差点付近の拡幅により十分な幅員が確保され、渋滞しなくなった。快適さを肌で感じる瞬間だった


▼カップ麺も養命酒も試行錯誤を続けて今日がある。道路インフラも未来のために継続的な長寿命化は必須。細かな見直しを続けていくことで、より長く愛され、継続性を保つことにつながるのだ。(山梨・SA)


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