コラム

2019/02/22

必要なものは覚悟だけ(埼玉・YM)

必要なものは覚悟だけ


▼2~3月は学生、社会人を問わず新生活の準備を進めている人が多い。新しい職場に早くなじめるよう、早く仕事を覚えて戦力になれるよう、おのおのが自分を磨く準備期間とも言える。そして待ちに待った4月になると、新たな気持ちと夢を抱いた人たちで、街がにぎやかになる


▼一方で厚生労働省によると、就職3年以内の大卒離職率は30%を常に超えている。転職が一般的になったとはいえ、3年足らずで辞めてしまっては求人側・求職側の双方にとって良い話では決してない


▼早期離職の原因は人それぞれだが、代表的な理由は人間関係・給与面・労働時間・将来性・ストレスが挙がる。しかしながらこれらの理由はどの会社でも少なからず抱えている問題と言える。退職者は会社の不満点を漏らしがちだが、全て会社側が悪いのだろうか


▼どの会社にもある問題なら、避けるも解決するも最終的に当事者次第となる。退職という道を断ち、地に足を付けて仕事をするにはそれ相応の覚悟がいる。何があるか分からない不安な道を、自力で歩くという強い意志と確固たる信念が必要となる。自分と向き合い、自分の言動に責任を持つ必要がある。それらを覚悟した人だけが仕事を続けられるし、周囲の信頼を得て役職を上げていくのだろう


▼もちろん辞める辞めないは個人の自由だ。しかし覚悟のない人は言葉も行動も二転三転する。方向性が定まらずに転職しても結果は同じだろう。覚悟を決めて職に就いたなら、その道を突き進むしかない。そして漫画・ジョジョの奇妙な冒険のせりふを心に刻んでほしい。「覚悟はいいか?オレはできてる」。(埼玉・YM)


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