コラム

2019/07/09

ペイ乱立時代に立ち向かう(群馬・KO)

ペイ乱立時代に立ち向かう


▼ことしの10月、消費税が10%に引き上げられることがほぼ確定的となった。引き上げと同時にキャッシュレス決済でのポイント還元が始まることからスマートフォンのQRコードを活用した「なんとかペイ」などと名前が付いている決済方法が乱立している。テレビでもたびたび芸能人などを用いたコマーシャルを目にする


▼近所のコンビニエンスストアに立ち寄った時のこと。一人の高齢者が携帯電話を持ちながら店員となにやら揉めている。スマートフォンで支払いがうまくいかないようである。みるみるうちにレジ前には行列ができてしまい、列に気付いた高齢者は結局、現金で支払っていた


▼スマートフォンを使い慣れている若者からは、小銭を使うこともなく、しかもポイントが付くキャンペーンなども多数あり好評の声も少なくない。しかし高齢者やスマートフォンを使い慣れない世代からすると不便だという声もあるようだ


▼そんな中、キャッシュレス化に対応しなければ買い物ができない場面も今後、増えてくるかもしれない。プロ野球チームの東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地「楽天生命パーク宮城」では、今シーズンから球場内での買い物を全面的にキャッシュレス化。熱中症対策の観点から自動販売機などを除き、原則、球場内での買い物は現金を使うことができず、楽天系列のクレジットカードや電子マネーなどで支払うことになっている


▼7月からはさらにコンビニエンスストア専用の○○ペイが導入された。これだけ数が多いと何を選べばよいのかが難しい。どうせ同じものを買うのならばお得に買いたいものだが。(群馬・KO)


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