コラム

2019/07/20

令和はバスケット(茨城・KS)

令和はバスケット


▼6月21日、富山県出身の八村塁(はちむらるい)選手がNBA(全米プロバスケットボール協会)のドラフトで9番目の指名を受け、ワシントン・ウィザーズに入団した。日の丸のバッジを胸に「皆さんやりました!日本人初、NBA(ドラフト)です!」と日本語で報告するその勇姿に感極まった


▼世界で最も競技人口が多いスポーツはバスケットボールで4・5億人。ちなみにサッカーは2・5億人。バスケットの主要プロ選手は7000人で、そのうちNBA選手はわずか450人。さらにドラフト対象者は60人でえりすぐりのエリート


▼日本では、仲たがいしていたNBLとbjリーグが2016年に統合し「B.LEAGUE(Bリーグ)」を創設。1~3部まで全48チームが各地で誕生している。小規模な体育館で開催されているが、観客動員数や売り上げは右肩上がり。男女とも10~30代の若年層の関心が高まっているという。まさに「地方創生」「コンパクトシティ」「若手確保」と現代のテーマに適応している。この盛り上がりを受け、全国的に1万人規模の競技場新設を希望する声も上がっている


▼八村選手や彼より一足先にNBA選手となった渡邊雄太選手の活躍もあり、日本代表チームも躍進。ワールドカップと東京オリンピックへの出場も決まった。そして10月には、今季のNBAチャンピオンであるトロント・ラプターズとヒューストン・ロケッツが日本で試合をする


▼「昭和のプロ野球、平成のJリーグ、令和のBリーグ」とはBリーグチェアマンの大河正明氏の言葉。日の目を見なかった日本バスケット界が変貌を遂げようとしている。(茨城・KS)


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