コラム

2019/10/24

思いがけぬ再会(山梨・SA)

思いがけぬ再会


▼先日、山梨県測量設計業協会が小学校に出向き、歩測体験の授業を行うということで取材に出掛けた。先生方へのあいさつの後、校長先生に授業内容について話を聞いているとふと、どこかでお会いしたことがあるような気がした。記憶の糸を手繰りながら話を進め、恐る恐る尋ねてみると、自身が中学校時代に教わった先生だったことが分かり、思いがけない再会に感激した


▼再会した先生は中学校時代に技術家庭科を担当されていた先生だった。担任の先生ではなかったが、剣道の顧問で威勢と張りのある声に特徴があり存在感が強く、とても印象に残っていた。強さもあったが、教える姿勢は熱心で、思いやりとやさしさがあり温かかった


▼取材時の先生は、見た目は年齢を重ねられていたが、児童に注意を促すときに出る広がりのある声は変わらずその当時のまま。声を聞いた時は思わず当時の記憶がよみがえり、何かまずいことをしたのかと思い背筋がピンとしたと同時にうれしさを覚えた。話をしていくうちに当時の同学年の担任のお名前なども思い出してくださり、大変貴重な時間を過ごすことができた


▼先生とはその後、取材記事と掲載用写真の確認のためメールのやり取りを行った。メールの中で先生から「活躍している姿に元気をもらいました。お互い頑張りましょう」と激励の言葉をいただくことができた


▼日々の仕事をしていると、ごくまれにだが思わぬ出会いや今回のようなうれしい再会が待っていることがある。どんなときも一期一会を大事に、そして励みにしながら日々を楽しく過ごしていきたいと感じた取材だった。(山梨・SA)


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