コラム

2019/12/25

ご自愛ください(茨城・RN)

ご自愛ください


▼帯状疱疹(ほうしん)になってしまった。右半身にベルトのように水膨れが連なっている。何となく違和感があったものの、虫刺されか、何かにこすれたのかと思い、病院に行くのが遅れた。徐々に痛みが強くなっていき、服が触れたり、しゃがむなど皮膚が伸び縮みするのを避けるように動く。慌てて再び病院に向かい、痛み止めを処方してもらったが、あまり効き目がない


▼ひたすら耐えていると、痛みがない状態を思い出せなくなる。今はほぼ回復したが、健康のありがたみをあらためて実感した出来事だった。健康を維持するためには予防が一番。体調が悪くなりかけた段階で休養を取るなど早めの対応が取れると、ひどく悪化させずに済む


▼とはいえ、調子を崩す兆候を捉えるのは難しい。今回も、思えば水膨れができ始める前から皮膚に痛みがあった。しかしその数日前にパーカーを腰に巻いて歩き回っていたので、それでこすれてしまったのかも、と勘違いしてしまった


▼業界団体や企業の研修会や安全大会などで、健康を主題としているのをよく見かける。職場の安心安全は、転落・墜落災害などの危険から身を守るだけではない。心と体が健やかで、生き生きと働ける職場であることを目指す段階に来ている。そのことに気付き、追求する人が増えているのだろう


▼分かってはいても、自分の体のことは後回しにしがちだ。疲れたなと思ったら早めに寝る、運動不足ならエレベーターではなく階段を使うなど、日常的な微調整が効いてくる。年末に向けてますます忙しく、慌ただしくなっていく時期。体調と相談しながら何とか乗り切っていきましょう。(茨城・RN)


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