コラム

2020/08/19

働くを楽にする(埼玉・YH)

働くを楽にする


▼この暑い時期、正義のヒーローのように上半身が膨らんでいる職人さんを見かける。いわゆる空調服を着ているのだ。前職で工具の販売員として働いていた時に試着してみたのだが、確かに涼しい。自分のような異常な暑がりには非常に有効に感じた


▼とはいえ期間限定商品的な側面があるため、まだまだ暑い8~9月にはメーカー在庫がなくなり、一部のお客さんの手には渡らなかったという記憶がある。そのため4月には予約する人もいた。炎天下の中で作業をしようと思うと、快適に仕事を進めたいと考えるのは必然だろう


▼いかに体への負担を軽くするか。特に電動工具ではバッテリーの進化により、コードレス化が進んでいる。取り回しがしやすく場所を問わないため作業がしやすい。工具本体のみを購入すればバッテリーも使い回しができる


▼工具販売の仕事をしていた時に「メーカーにもっと軽い機械を作るように言っておいて」といった会話や「パワーアップした機械が出るらしいけど本当?」という真偽不明な問い合わせもあった。どれも効率よく素早い仕事のため、ひいては自身の生活のためだと感じた


▼世間でも働き方改革という言葉がよく使われる。接客した人の中には個人事業主としてやっていて、お盆や正月休み関係なく仕事をしている人もいた。疲れ切った表情で来店していた。個人とはいえ「働き方改革ってなんだろう」と疑問に思ったこともある。全ての人に等しく休みが行き渡らずともなんとかならないのだろうか。記者として記事を書く上で少しでも建設業界の働き方に役立つ情報が提供できるようにしたい。(埼玉・YH)

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