コラム

2020/12/02

ライブカメラで旅情気分を(山梨・SA)

ライブカメラで旅情気分を


▼コロナ禍による自粛期間が続いている。ここまで続くと旅への衝動に駆られる。ことしは昨年に比べると天気に恵まれている感があり、晴れているのに外へ出れない歯がゆさというのは何とも耐え難いものがある。しかし、感染症の怖さを思うと仕方がないと諦めざるを得ない


▼そんな中、何かできないかと思い付いたのは外に出なくても旅気分を味わえるライブカメラだ。同じように楽しんでいる方も少なくないのでは。今や世界中の至るところに設置されているライブカメラは、地域の防犯・防災の強化や監視による抑制を目的として急速に設置が進んでいる。最近では地域の観光資源や紅葉の様子など、観光面にも幅広く利用されているようだ


▼世界文化遺産に登録された富士山では山中湖の高台からなど数カ所にカメラがあり、晴天の日には美しい線形が拝める。東京タワーからのカメラは定期的に管理者が操作しているようで、新宿やスカイツリー方面などに視点を変えてくれるので見ていて飽きない


▼また、空港や電車などの動きが見られる場所のカメラは、定点でも日中と夜の時間で見ると違いがあって楽しめる。高速道路にあるものは渋滞情報として車の流れを一目で確認できるので、とても役立つことだろう


▼ライブカメラは長時間でもさまざまな時間帯で楽しめる動画サービスだが、欠点としては見過ぎによって目や首を痛めてしまうことだ。あと長時間によるデータ通信量の消費も気になるところ。さまざまな場所に足を運ぶのはもうしばらくの我慢か。ライブカメラを介した旅情をしばし楽しんで気分転換を図りたいものだ。(山梨・SA)

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