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180度転換の好機(新潟・CY) 2021/01/06
180度転換の好機
▼カニ、フグ、チーズもいいな…。ふるさと納税先を迷いながらラジオを聞いていたら「夢のコンクリート」という言葉が流れてきた。コンクリートと言えば、水中硬化するもの、バクテリアで自己治癒するものなど、さまざまな技術開発がなされているが、脱炭素社会を考える番組だった
▼化学反応の性質上、セメントコンクリート産業は大量に二酸化炭素を排出してきた。ところが、石灰石のようなかたちで二酸化炭素を固定する技術が開発され、既にマンションなどで実用化されている。採算が合えば、インフラをつくればつくるほど脱炭素になる、まさに夢
▼邪魔者とされてきた二酸化炭素。これを「抑える、減らす」から「利用する」動きは、180度の転換だ。例えば植物の光合成。メカニズムは長年の謎だったが、近年、触媒反応を使った人工光合成が確立されつつあるという。さらにはタンパク質を合成する技術まであるというから驚いた
▼世界の投資家も脱炭素の取り組みを評価するため、企業も技術革新にしのぎを削る。日本でも2030年までに脱ガソリン車、50年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにすると掲げた。達成には不安もあるが、新技術を目の当たりにすると楽しみでもある
▼心もとない財布ではあるが、気分だけは投資家になったつもりでふるさと納税を行った。遠く知らない町の、森林の環境保全と子どもたちのための施設整備に充てられる。人口減の中、どの自治体も財源確保に工夫を凝らしており、敬服した。さて新しい年だ。現状打破へ向け、日々まい進しておられる諸氏に、180度転換の好機が訪れますように。(新潟・CY)
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