コラム

2021/01/16

断捨離と再利用(東京・YK)

断捨離と再利用


▼新年となったが、皆さまは晴れやかな気持ちで迎えられただろうか? こんな時代だが、せめて身の周りだけでもきれいにしようと年末の大掃除に勤(いそ)しんだ方も多いと思う


▼現在住んでいる自治体はごみの分別収集を行っているが、直接の持ち込みも受け入れている。年末年始はそのための自家用車が何十台も列をなし、通常であれば数分で済むところが1時間以上も要することに。昨年はコロナの影響で外に出れず多くの人が断捨離に走り、そのためにごみの量が例年の何倍にもなり、出し方にも規制をかけなければならない状況になった


▼断捨離とは思想家の沖正弘氏が著書『ヨガの考え方と修業法 上巻』の中で「断捨離」として使用し、作家のやましたひでこ氏が「不要な物を減らし、生活に調和をもたらそうとする思想」と提唱したもの。断=入ってくる不要な物を断つ。捨=家にずっとある不要な物を捨てる。離=物への執着から離れるという意味があるそうで、ここ10年ほどで広まった


▼一方、捨てるだけではもったいない、再利用するという動きもある。少し前はヤフーオークション、最近ではメルカリがはやりだ。コンビニエンスストア大手のファミリーマートは店舗でメルカリを簡易に利用できるサービスを始めた


▼メルカリはインターネット上で売買ができるアプリだが、初心者や高齢者がとっつきにくいことから、イートインスペースを講習の場とし、発送・受け取りまでできるようにした。一家庭で服だけでもオークションに出せば年間数万円になるというデータもある。一度、利用してみるのも良いかも。(東京・YK)


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