コラム

2021/01/27

われらの麒麟に感謝(新潟・TH)

われらの麒麟(きりん)に感謝


▼新型コロナウイルスが世間を襲う中、ことしの新潟県は大雪にも襲われた。除(よ)けても除けても容赦なく降ってくる。おかげで連日手足はパンパンだ。雪が積もるのは雪国にとっては当たり前の光景だと思われるかもしれないがことしの雪は全く違う、別物だ


▼こうして書いている側からまたしんしんと降っている。今日も家に帰ってから除雪が待っているのだろうか。もう勘弁してください。といっても自然にはこんな言葉は通用しない


▼ことしは「豪雪」の一言に尽きるが、雪にはさまざまな雪があり、うとまれる雪ばかりではない。粉のようにさらさらとした「粉雪」。雪の結晶が集まり牡丹の花のような大きな塊となって降る「牡丹雪」。泡のようにふわふわで柔らかく、すぐに溶けてしまう「泡雪」。雪が降って辺り一面、白く輝く美しい景色は「銀世界」。まるで化粧したように雪で美しく覆われる景色は「雪化粧」と言われ、真っ白い雪は幻想的で、雪のある景色はロマンティックでもある


▼ただ現実は甘くはない。これが家の前にどさっと1mも降られると、そんな悠長なことは言ってられなくなる。全身防寒具を装い、いざ出陣!という思いで玄関を出る。大げさかもしれないが本当にそんな気になるのだ


▼そして大雪の時、何より頼りになるのが建設業者であるのは言うまでもない。この状況で除雪車はわれらにとってまさに「麒麟」。「麒麟がくる」である。これからの時期まだまだ除雪に奮闘する日々が続くだろう。この場を借りて豪雪時にも昼夜を問わず、除雪をしてくれている業者の方々に心を込めて感謝とエールの拍手を送りたい。(新潟・TH)


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