コラム

2021/04/24

愛用品の代替は(山梨・SA)

愛用品の代替は


▼長年愛用していたキャップ付きのボールペンがある日突然使えなくなった。キャップの部分をどこかに紛失してしまった。探しても全く見つからず、落とした場所も覚えがない。キャップ無しでは持ち歩きに不便で、代替のキャップも単独で販売していないので困っている


▼普段使っているボールペンは、取材したコメントをノートにメモするための、職業柄必要な商売道具の一つ。誰でも「これだけは」と、ひそかにこだわりがある道具や愛用品を日々使用していることだろう


▼キャップ付きのペンを使い始めた当初は、文字を書くたびにキャップを外して付ける動作に違和感があったが、慣れによって当たり前となった。しかもペン先が細いため見やすい文字を書くことができ、手帳や付箋紙などにも多くの情報を残せるところが良かった


▼仕方なく愛用品の代替を見つけるため、後日お手軽な100円ショップに足を運んだ。ボールペンのコーナーでは期待とは裏腹に「ノック式」の商品が棚の大半を占めており、キャップ式のものは棚の下段にあった。価格が何と12本100円という良心的な品物を発見。これは不人気からか、もしくは顧客ニーズに応えたものなのか、少し複雑だったがお得感が勝って購入を決めた


▼代替に買ったボールペンは持つ部分にゴムのグリップが無く、長時間の書きものには疲れが出そうだ。しかし前述したボールペンも出会った当初は違和感があった。何事も時間の経過と慣れが解決の糸口につながると期待したい。今後は使い始めの1本と残り11本がまだ控えており、新しい愛用品として長い付き合いになりそうだ。(山梨・SA)

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