2006/05/15
都市機構植田技術コスト管理室長
「技術にこだわりたい」
植田技術・コスト管理室長就任インタビュー
都市機構
独立行政法人都市再生機構の植田裕(うえだ・ひろし)技術・コスト管理室長は、日本工業経済新
聞社が加盟している、URクラブの就任インタビューに応じた。
植田室長は、「技術にこだわっていきたい。ストックの活用・再生が今後のテーマだと思っている
。新しい技術の開発と、今までの技術の体系化をやりたい。また、技術の伝承が気になっている。こ
れまでやってきた機構のノウハウについては、ある意味自負している。技術・ノウハウがきちんと伝
承されているのか、それと関連して若い人材をどう育てていくのか、腰を据えて考えなければと思っ
ている」と抱負を述べている。
総合評価方式に関しては、「普通の住宅の場合、技術が一般化している。そういった意味で難しい
点もあるが、前向きに取り組んでいきたい」と述べた。新たな方向性について聞くと、「通常の高層
集合住宅で、コスト以外で差がつく新しい提案があるのか。またそれをどう評価するのか。これから
検討いきたい」と語っている。
仕事上のモットーは「自由に意見を言える雰囲気をつくっていきたい」。休日の過ごし方を聞くと
、「家庭菜園。もっぱら野菜で、レタスは一年中食べられるようにしている」と、にこやかに答えた
。
【略歴】
昭和51年4月、日本住宅公団入社。東京都心支社都市再生企画部長、本社技術・コスト管理室担当
部長、同室長などを経て、4月16日より現職。