2006/07/21
国交省春田審議官就任会見
「信頼される行政を」
春田審議官が就任会見
国土交通省
国土交通省の春田謙(はるた・けん)国土交通審議官は21日に就任会見を行った。「私の担当は
交通関係施策の総括整理ということで、旧運輸省の行政が中心となる。国土交通省全体が、国民生活
にかかわりの深い分野。交通関係施策で経済発展に寄与できるよう、一生懸命取り組みたい。昨今、
行政への批判や指摘を多くいただいている。国民に理解・信頼される行政を心がけたい」と抱負を述
べた。
物流戦略の展開については、「具体的な事業者のニーズを把握して答えることが何より大事。昨年
11月にまとめた総合物流政策大綱をベースにして、具体的施策を行動計画として位置づけ、フォロ
ーアップする。スピード感を持って、総合的・一体的に推進していく」と話している。
大都市拠点空港の整備に関しては、「羽田は2009年に4本目の滑走路が立ち上がる。成田は2
009年度内に平行滑走路が2500m化となる。関西国際空港では2期事業に取り組んでいる。拠
点空港は中核の機能を果たすので、強力な取り組みをしていかなければならない」と見解を述べてい
る。
そして港湾行政については、「国際競争力という面から港湾機能は重要。
スーパー中枢港湾の機能について、サービスレベルを含め高めることが大切。それぞれの港湾の需要
の高さに応じた、きめ細かい対応が必要」との認識を示した。