2006/08/01
国交省松原土地・水資源局長就任会見
「きめ細かい手を」
松原土地・水資源局長就任会見
国土交通省
国土交通省の松原文雄(まつばら・ふみお)土地・水資源局長は1日、就任会見を行った。「土地
、不動産、水の分野は、これまで多少タッチしてきたこともあって、ある程度の“土地勘”はあると
思っている。気負って何かやろうというのではなく、今の課題をきちんとこなしていくことが大事。
前局長からいくつかのテーマを引き継いでいるので、実らせていく。マーケットは変わってきていて
、昔と同じやり方は時代遅れになりつつある。マーケットの状況を見ながら、タイミングが後手にな
らないようにやっていきたい」と抱負を述べた。
土地政策の今後の取り組みに関しては、「それぞれの地域、個々の土地が、それぞれの事情があっ
て動いている。都心部で地価が上がっているといっても、都心部の一部が上がっていて、ほかを引き
上げている状態。平均値で見ると、個々の動きを見逃してしまう。ひとつひとつをよく見て、きめ細
かい手を打っていく」と話している。
また「土地は、有効利用する手立て、能力を持っている人には資産だが、使う方策を持っていない
人にとっては、税金を取られるマイナスの資産。有効に使う人へうまく回していくことが課題。空き
家をどう整理していくか。新しい手法で工夫しながらやっていきたい。今、色々なアイデアを考えて
いる」と述べた。