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新潟県五泉市

複合施設設計プロポ公告/全国公募で来月17日まで参加受付

2016/09/28 新潟建設新聞

 五泉市は26日、複合施設整備に係る基本設計業務の公募型プロポーザルを公告した。参加表明書を来月17日まで、技術提案書を11月18日まで受け付ける。第1次、第2次審査を経て、12月5日に最優秀者を選定する。履行期限は来年3月末日まで。契約限度額は2500万円(税込)。


 主な参加要件は、単体または3者以内の設計企業体とし、いずれも1級建築士事務所の登録を受けている者。また▽2006年度以降に、国または地方公共団体が発注した、延べ床面積3000㎡以上の新築による公共施設▽300席以上の客席を有する新築による文化施設としてのホール―の建築基本設計または実施設計業務の元請実績を有することなど。

 複合施設は文化振興、産業振興、休憩機能を併せ持つ施設とし、市の情報発信拠点として整備を計画。生涯学習センター2758㎡、産業振興センター2079㎡、農産加工施設140㎡、休憩施設1万4000㎡、防災施設1500㎡を想定。

 生涯学習センターは、交流施設に500席(可動式)規模の文化ホールや会議室などを設置。産業振興センターでは産地直売、飲食店舗スペースなどのほか、商工会議所、事務室などを設ける。

 休憩施設は屋根付きイベント施設1800㎡、屋根付き遊具施設・親水施設・東屋等を6000㎡で計画。6000㎡の敷地を確保し、大型車20台、普通車240台分の駐車スペースを備える。

 防災施設ではヘリポート900㎡、防災格納庫600㎡を設置。

 農産加工施設は、既存の東公園内にある「歩楽和交流館」をリノベーションする。

 建設地は赤海字新開855番地外地内。敷地面積は約3・0ha。

 第1次審査では基本コンセプトや技術提案に対する的確性ならびに創造性、実現性、業務実績などを審査し、技術提案を3件程度選定する。

第2次審査は、プレゼンテーションとヒアリングを公開で行い、最優秀、優秀、佳作を決定する。

実施設計・監理業務は基本設計後に随意契約する見通し。17年4月から実施設計に着手。18~20年度で工事を進め、21年度の供用開始を目指す。

 想定工事費に約25億円(土地取得、周辺道路整備、実施設計費除く)を見込む 。

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