新発田市で16日、食品工業団地造成事業竣工記念式典および栗山米菓と日東アリマンの進出協定調印式が開催された。二階堂馨新発田市長をはじめ、地元自治会関係者、食品工業団地組合関係者など約30人が参加した。
二階堂新発田市長は「きょうが新たなスタートの日。官民一体となって協力し、この日を契機に素晴らしい食品工業団地をつくっていきたい」とあいさつ。
調印した栗山米菓の栗山敏昭代表取締役は「今後も企業努力しながら税収アップと雇用創出に尽力して参りたい」と述べた。また、日東アリマンの齋藤弥壽夫代表取締役は「これからも安全安心の食品づくりを念頭に地元に貢献できるよう頑張っていきたい」と語った。
今回の進出協定では栗山米菓は1万3337・21㎡、日東アリマンは7000・82㎡の土地を取得。2社ともに現段階では整備内容やスケジュールについては未定としているが、さらに事業を拡大させるため工場を増設させる見通しだ。
同工業団地は、市の主力産業の一つである食品関連企業に特化した団地を拡張し、既存企業の新たな投資や新たな企業の進出を進め、雇用機会拡大と税収増につなげることを目的に計画。2014年度に整備に着手。15・16年度で工事を行い、このほど竣工を迎えた。
開発面積は約6万1500㎡。分譲用地面積は約3万5800㎡。分譲予約率は57%となっている。
【写真=協定を交わした日東マリン齋藤社長(左)、二階堂新発田市長(中央)、栗山米菓の栗山社長(右)】