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(社)埼玉県建設業協会

埼建協が新入社員研修実施/担い手としての成長期待

2017/04/17 埼玉建設新聞

 埼玉県建設業協会(星野博之会長)は、富士教育訓練センターの協力を得て、伊奈町の県民活動総合センターで、11日から2泊3日の新入社員研修を実施した。参加者は会員企業をはじめとする県内の建設会社に入職した新入社員など約170人。喫緊の課題である人材の確保・育成・定着を目的に、一企業では困難な教育の場を提供することで、研修で培った知識と経験を生かした業界の担い手としての活躍と成長を期待。業界や地域社会への貢献が求められる若年入職者の社会人としての第一歩をサポートしている。

 研修は、社会人、企業人としての自覚を持たせ、素養として必要な心構えや礼儀作法、組織行動の規範などを身に着け、参加者同士の交流を通じた人的ネットワークの拡大と連帯意識を高める狙いがある。

 また業界の実態と将来動向、労働環境への意識を高めてもらい、自分たちが将来果たさなければならない役割や貢献への道などについて自覚を促す目的を併せ持つ。

 開講式のあいさつで中村英元労働委員長は「皆さんは体力、知力ともに充実期にある大変優秀な方々です。何か足りないものがあるとすればそれは経験値です。しかし、皆さんが会社に貢献できることも多くあり、その一つが物事に積極的に取り組む姿勢です。周りの人にやる気という新しい力を与えます。新陳代謝を起こせるのは今ここにいる皆さんです。ぜひとも後ろに隠れて物事を見るだけでなく、進んで前に出る姿勢をもって会社に貢献していただきたいと思います」とエールを送った。

 初日は社会人としての責任と義務、あいさつ行動とビジネスマナーを学び、2日目は実践話法・スピーチ演習、チーム思考訓練などを実施。2日間とも班に分かれたグループ研究も行った。3日目は安全教育、自己活性法を習い、研修の感想文提出などに取り組んだ。

 なお、最終日には修了証書が授与され、仲間として共に研修を積んで育んだ友情を確かめ合い、記念の集合写真に全員が納まった。

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