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県南地区17年度主要建築事業

2017/05/11 日本工業経済新聞(茨城版)

 県南地区市町村で2017年度に計画されている建築関係の主要事業をまとめた。龍ケ崎市で新学校給食センターが設計・施工一括のデザインビルド方式で発注となるほか、牛久市の運動公園武道場や土浦市の第六中学校大規模改造、稲敷市の江戸崎体育館改修、つくばみらい市の富士見ヶ丘小学校児童クラブが着工となる。

 県南地区の主要建築事業は次のとおり。

 【土浦市】

 ◆第六中学校大規模改造事業=校舎(1982年築、RC造4階建て、延べ5818㎡)と体育館(82年築、RC造2階建て、延べ1064㎡)で外壁塗装や屋上防水、トイレ改修などを行う。設計は㈱石川建築設計事務所(土浦市)。工事予算額は4億1670万円。

 【石岡市】

 ◆(仮称)小幡地区公民館新築事業=建設地は八郷学校給食センター(須釜1300-1)の西側のテニスコート跡地。規模はW造一部S造平屋、380㎡程度を想定。設計者は㈱エイプラスデザイン(水戸市)。

 【龍ケ崎市】

 ◆新学校給食センター建設事業=旧馴馬小学校にある教育センター(馴馬町2445)の一画とその隣接地に、6500食程度の施設を想定。基本計画は㈱長大東関東支店(つくば市)が策定中。発注は設計と施工一括のデザインビルド方式。2018~19年度に施工し、20年9月の供用開始を目指す。

 【取手市】

 ◆取手グリーンスポーツセンター施設整備事業=国体に備えて第1・第2体育室の床張替え工事に取り掛かる。予算額は9300万円。また、空調設備の改修(2700万円)や音響・照明制御装置の改修(3000万円)も行う。

 【牛久市】

 ◆牛久運動公園武道場新設事業=国体の空手競技の控え室として運動公園内に新設する。平屋建ての1600~1700㎡を想定。設計者は㈱若●建築事務所(つくば市)。工事費と工事監理費は3カ年継続費で5億1782万円(2016年度=2億5712万8000円、17年度=0円、18年度=2億6069万2000円)。

 【つくば市】

 ◆児童クラブ室整備事業=来年4月開校予定の葛城北部学園とみどりの学園に児童クラブを整備する。規模はいずれもW造2階建て、延べ447・31㎡。定員は120人の3クラス。㈱坂倉建築研究所(東京都港区)が設計した。工事費は各施設とも1億4981万9000円。4月28日に公告。開札日は5月25日。

 【稲敷市】

 ◆江戸崎体育館施設補修事業=国体で体操のトランポリン競技の会場に決定しているが、老朽化が目立つことから改修する。施設規模は1994年築、RC造2階建て、延べ4975・63㎡。本年度に空調設備と機械設備、来年度にアリーナの照明のLED化や火災報知機の更新などを行う計画。設計はつくば建築設計事務所㈱(龍ケ崎市)が担当。工事費と工事監理費は2カ年継続費で3億825万5000円(2017年度=1億5381万4000円、18年度=1億5444万1000円)。

 【阿見町】

 ◆放課後児童施設整備事業=来年4月開校の本郷地区新小学校に児童クラブを整備する。規模は軽量S造2階建て、延べ460㎡程度。定員160人の4部屋。㈱EOS建築事務所(水戸市)が設計を策定。予算額は工事費と備品購入代などを合わせて1億1536万5000円。

 【河内町】

 ◆給食施設建設事業=4月に開校した小中一貫校「かわち学園」に給食棟を新設する。規模は平屋の300㎡、1日当たり700食程度。設計は㈱相和技術研究所東関東支社(千葉県習志野市)。工事予算額は1億7461万1000円。

 【つくばみらい市】

 ◆富士見ヶ丘小学校児童クラブ建設事業=来年4月の小学校開校に合わせて児童クラブを新築。規模はS造2階建て、延べ684・90㎡。6クラスで定員は240人。㈱青山建築設計事務所(つくば市)が設計した。工事予算額は1億4999万1000円。

 【利根町】

 ◆保健福祉センター改修事業=1987年築、RC造2階建ての施設で屋根防水工事と外壁塗装工事を実施する。対象は本館と屋根付きのスロープ棟で合計約1630㎡。設計者は㈱青山建築設計事務所。5月9日に開札となり、大昭建設㈱(龍ケ崎市)が税抜き1億350万円で落札した。


【つくばみらい市富士見ヶ丘小児童クラブ完成イメージ】

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