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阿見町が9月補正予算案で新小学校の倉庫建築に3343万円

2017/09/15 日本工業経済新聞(茨城版)

 阿見町が9月議会に提出した補正予算案が明らかになった。主なものでは、本郷地区新設小学校整備事業で倉庫建築工事に3343万7000円、国体セーリング会場の湖岸等整備工事に1865万7000円、本郷地区新設小学校へのアクセス道路の交通安全施設工事に1168万円、竹来中学校の大規模改修に向けての設計に928万8000円を計上している。

 まず教育費で、本郷地区新設小学校の体育倉庫新築工事に3343万7000円を充当。新小学校は既存の本郷小学校の児童が増えていることから本郷1-5に新設するもので、規模はRC造一部S造2階建て、延べ9224・63㎡。松井建設㈱(東京都中央区)が施工している。開校は来年4月。

 今補正で予算化した体育倉庫は、トイレと一体の施設でRC造平屋、95・7㎡を想定。11月にも一般競争入札により施工者を決める予定。

 同じく学校関連で、竹来中学校(竹来400-1)の大規模改修に向けた設計に928万8000円を措置。概要はエアコン、トイレ、給排水設備などの改修で、順調ならば来年度に施工する。

 また、国体セーリング競技会場整備事業では、国土交通省霞ヶ浦河川事務所と協議し、当初よりスロープを強固にすることになったため、湖岸整備工事に本年度分で1865万7000円を追加。併せて2018年度までの債務負担行為に2798万3000円を追加し、限度額を2億5408万円とした。合計4664万円の増額となる。

 競技会場となるのは大室地内の霞ヶ浦湖岸で、霞ヶ浦高校のサッカーグラウンド隣接地。敷地面積は約2・5 ha。湖岸にスロープや桟橋を設置し、陸地側にヨット置場やイベント広場などを整備する。予算案が承認されれば、湖岸と陸地を分離して一般競争入札を10月にも公告する。

 土木費では、本郷地区新小学校の通学路となる町道7393号線(荒川本郷)で、側溝のふたや歩行帯整備のため1168万円を追加したほか、町道1153号線(荒川本郷)の下水道工事に伴う路面復旧に975万円を充てる。

 町営住宅の解体工事は、当初9戸を予定していたが、14戸に増やすこととし、376万円を増額した。

 民生費では福祉センターまほろば(廻戸372)のボイラー更新に388万8000円を設定。

 民間保育所整備事業費補助金は、荒川本郷地内に保育所を新設する社会福祉法人つつみ会に対するもので、国の補助算定基準が上がったことから1333万7000円を追加している。

 そのほか、公共下水道事業特別会計で町道1153号線(荒川本郷)の下水道工事に伴う路面復旧(L約500m)に975万円、水道事業会計の収益的支出で追原取水井1号と2号のポンプ修繕に1609万2000円を配分している。

 一般会計全体では1億5546万2000円を追加し、当初からの総額は176億3711万8000円とする。議会最終日は9月28日。

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