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長野県土木施工管理技士会

一流現場代理人を目指す

2017/09/15 長野建設新聞

 県土木施工管理技士会の南佐久、佐久、上小支部でつくる東信技士会(井出清人会長)は11日、講師に建設経営サービスの石岡秀貴氏と県建設部油井均部長を招いて講習会を開いた。講習会には東信ブロックの各支部会員と県現地機関関係者が多数出席した。

 県土木施工管理技士会の栁沢昌美副会長は「本日はとても重要な講習会になる。是非参考に実践してほしい」とあいさつで呼びかけた。

 建設経営サービスの石岡氏は『一流の現場代理人に必要な能力と伸ばし方』と題し、働き手不足、長時間労働などを改善する働き方改革には、生産性の向上が不可欠のことから、利益を出せる現場代理人になるための指導をした。石岡氏は「下請を叩くだけ叩いて、利益が出たでは一流ではない。下請も利益を出すことが重要」だとして、優れた計画力や交渉力、財務力などを分析しながら講義した。

 また油井部長は、県建設部が進める建設行政の現状と課題などを説明。長野県の特色を活かした地域づくり、災害に強い安全安心して暮らせる県土づくり、地域発のインフラ整備、担い手確保などの方針を語った。

 東日本建設業保証の小倉貴良長野支店長は「働き方改革を解決するには、安定した事業量の確保と経営改善が重要」と話していた。

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