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新潟県立大学

新学部設置構想で老朽校舎の建て替え検討

2017/09/27 新潟建設新聞

 新潟県立大学(若杉隆平学長)は、新学部の設置構想の中で一部校舎の建て替えを予定している。同大学の3号館など校舎の老朽化が進んでいることから計画されているもの。新学部については2020年4月の設置を目指しているが、校舎の建て替えの時期などについては「新潟県の方針が決まってから」としており、現在のところ未定。新学部の設置に関して、若杉学長が米山隆一県知事に支援を要望したほか、有識者による検討会が開かれた。

 同大学では、東アジアの経済や情報データ分析力、語学力を有する人材育成に(仮称)国際経済学部国際経済学科の設置を計画しており、このほど新学部の設置構想の骨子案をまとめた。

 骨子案では、新学部の定員として1学年90人を予定し、新学部設置後の総定員は、人間生活学部子ども学科の定員増と合わせて現在の1学年260人から360人に増員する。20年4月の新学部設置を目指しており、19年春にも文部科学省に対し申請を行いたい考えだ。新学部の使用校舎については、当面は、既存校舎を活用しての開設を視野に入れる。

 25日には、新学部設置に関する有識者会議の初会合が開かれ、県内大学の現状や新学部設置の意義や必要性に意見を交わした。現在、構想骨子案に対するパブリックコメントの募集を行っており、10月中旬に予定している次回会合で、論点を整理し、検討を進める。

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