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山梨県甲州市

グリーンベルト設置など来年度以降に23カ所 甲州市の通学路安全対策

2017/11/22 山梨建設新聞

 甲州市は、本年度までに点検実施した通学路安全対策箇所を明らかにした。2018年度以降に対応するとしているのは23カ所で、道路幅が狭いと指摘された市道小佐手1号線は、延長1㎞にわたるグリーンベルト設置が対策に挙げられている。

 同市をはじめ、県や警察など関係団体合同による点検は14年度から実施しており、これまでに危険として挙げられた箇所は171カ所に及ぶ。本年度は、新たに10カ所について対策が必要として一覧に加えられている。

 新規箇所のうち、県警や県道管理者を事業主体とする案件は、おおむね上申済みもしくは本年度予定に組み込んで対応する方針。これ以外、県道塩山停車場大菩薩線の転落防止柵設置(L70m)は、地権者と協議を進める考えだ。

 一方、市道では、下岩崎1号線(ジェックス設備サービス北交差点)の路面標示等設置と、小佐手1号線(田草川橋~東雲小~青峰園西点滅信号交差点)のグリーンベルト設置への対策は、来年度以降に取り組むスケジュール。狭あいにより両側へグリーンベルト設置(片側済み)が要望される上於曽80号線(上西集会所前道路L400m)、および以前に注意看板設置が求められた熊野43号線における転落防止柵設置(L120m)は、今のところ対策状況は未定とされている。

 来年度以降に対策がとられる箇所は別表のとおり。

【写真:グリーンベルト設置により安全対策を図るとする小佐手1号線。国道411号との交差点には歩道橋が架かる】

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