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笠原工務店が独製のローラー導入

2018/01/20 長野建設新聞

笠原工務店(笠原建之社長、塩尻市宗賀)は、ドイツの建機メーカー「ヴィルトゲングループ」のハム社から、バイブレーション・オシレーションドラム付き連結式タンデムローラー「HD12VO」を導入した。同社によると、国内では初の導入となる。

このローラーは、後部ローラーの横への水平振動が特徴。これまでのローラーと比べ、締固め密度も高く、転圧回数も少なく済むことから、笠原社長は「品質アップと効率化につながった」と話す。12月に使用した現場でも「締固めの感じもよく、きれいに仕上がった」と手ごたえは十分。

同社は一昨年にも同じグループののフェーゲル社からフィニッシャー「SUPER1303-3i」を導入。笠原社長は性能に満足していたことから、今回、ローラーを導入する企画を温めていたという。笠原社長は「今後、担い手確保が難しくなる中、操作が比較的容易で高品質な施工ができる機械で対応しなければならなくなる。機械で人を育てる必要からも機械に頼る投資は惜しまない」と語った。同社は売上のおよそ8割を舗装工事が占める。舗装業界も維持管理がメーンとなるなか、今後の将来を見通しながら、技術力と機械力で他社との差別化を図っていく考えだ。

ドイツ製のローラー

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