新潟市は１月の豪雪で西区での道路除排雪応援を行った６団体に対し感謝状を贈呈した。感謝状が贈られたのは市と災害応援協定を結ぶ▽新潟市建設業協会▽新潟県測量設計業協会▽北区建設業協会▽北区建設防災組合▽南区建設業協会▽西蒲区建設業協会―の６団体。

　１月11日から記録的な豪雪となった西区で、市からの要請を受けた６団体の33社が応援に駆けつけ13～19日まで道路の除排雪を行った。これまで災害応援協定に基づき２０１４年に群馬県前橋市で道路除排雪を行った事例はあるが、市内での適用は初めて。

　25日には感謝状の贈呈式が執り行われ、篠田昭市長は「市内でも雪に弱い西区で未曾有の豪雪となり、迅速に除排雪に対応いただいた。排雪完了後に大寒波が襲い、一日を争う大変な作業を成し遂げていただいたおかげで西区の暮らしが守られた」と感謝し「建設業の多くが人手不足。建設業の未来、明日が地域にとって重要であり欠かせないことを市民に理解してもらうことも行政の責務である」とした。

　新潟市建設業協会の福田勝之会長は「隣人が大変な時に助けに行くのが建設業の使命であり、区や県を越えて助け合うつながりがある。過去の出来事を伝えていくことも重要で、なるべく想定外が無いよう業界としてもノウハウを蓄積していきたい」と語った。

【６団体に感謝状】