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新潟県病院局

吉田病院改築へ基本設計

2019/03/06 新潟建設新聞

 県病院局は新年度当初予算案病院事業会計で、吉田病院改築基本設計に2020年度の債務負担行為5000万円を設定した。資本的支出の建設改良費は105億8560万1000円で、十日町病院の改築工事の進捗による増加などから前年度当初比69・1%増、43億2387万4000円の大幅な増加となった。

 吉田病院は本館棟の耐震が未完了となっており、燕市大保町地内の現病院敷地内での改築を計画する。新病院は21診療科を基本とし、施設規模は県央地域医療構想調整会議等での必要病床数等の検討を経て決定する予定。過去の病院建設の事例から、基本設計の発注にはプロポーザル方式が想定される。

 そのほか主な建設改良事業では中央病院整備工事に1億8769万4000円、精神医療センター整備工事には1億4860万4000円を充て中央監視設備を更新。

 坂町病院整備工事では1億1247万7000円を投じ、非常用発電機を更新する。

 がんセンター新潟病院整備工事には5190万6000円を盛り受水槽・揚水ポンプを更新。

 新発田病院等整備工事に3395万2000円、柿崎病院整備工事に1038万円、リウマチセンター整備工事に854万9000円を盛り込んだ。

 現在、改築を進めている病院事業では、十日町病院の改築工事費に48億9007万6000円を投じる。1月末現在の工事進捗率は39・9%となっており、7階建ての新病棟の5階床部分までの躯体工事を降雪期前までに終え、現在、内装を中心に工事が進められている、雪解け後、躯体工事を再開し20年秋ごろの全部開院を目指す。

 加茂病院には5526万7000円を充当し、内装仕上げや設備機器の取り付け、医療機器の調整を行っており、19年秋ごろの開院を目指す。1月末現在の進捗率は88・1%に達する。

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