高崎市は20日、約400人を招待し、県内初となる412席の本格的音楽専用ホールを備えた高崎芸術劇場の開館セレモニーを4階の音楽ホールで盛大に開催した。式典には高崎市の富岡賢治市長や同劇場の特別顧問を務める大友直人氏、高崎市議会の松本賢一議長、元内閣総理大臣の福田康夫氏、山本一太知事などが出席した。
富岡市長は「高崎の音楽・文化環境を一新したいという思いと、高崎市では人的交流が増えてきているため、人的交流の拡大に対応することや新たな交流の場の創出を目指し整備した」とあいさつした。
大友特別顧問は「劇場は市民と県民の子どものようなものだと思う。誕生したばかりなので、これから長い時間をかけてぜひ市民・県民の皆さんに育ててもらいたい」と訴えた。
来賓祝辞では松本議長や福田元内閣総理大臣、山本知事が高崎芸術劇場の完成を祝うとともに劇場の果たす今後の役割について期待した。
式典では元群馬交響楽団コンサートマスターの風岡優氏による記念演奏も行われた。
式典終了後は1階のスタジオシアターに移動し、レセプションを行った。
同施設はSRC造一部S造、RC造地下1階地上8階建て、延べ床面積2万7203・96㎡。