南魚沼市、魚沼市、湯沢町の2市1町は20日、地内の国際大学用地内への建設を計画する新ごみ処理施設について一旦、白紙とすることを表明した。
2017年12月に、2市1町のほぼ中心に当たる同地を建設地として選定し、18年度から周辺集落への説明を行ってきたが、農業への風評被害や交通量の増加などの問題で、周辺集落からの同意が得られなかった。
南魚沼市の林茂男市長は、同日の市議会全員協議会で「現建設予定地は2市1町のほぼ中心であり、最適地である認識は変わらないものの、計画は一旦、白紙に戻し、あらためて適地を検討せざるを得ないという結論に至った」と説明。
また耐用年数が迫っている現有の処理施設について、「どのような事態になっても、排出基準を遵守し、見込まれる修繕工事は可能な限り前倒しで実施することで、安全に運転することを約束する」と語った。