宇都宮市の２０２０年度土地区画整理事業特別会計予算案は、宇大東南部第２が１４億１７８０万円（前年度比２６・３％減）、宇大東南部第１が９億８２９４万円（８・４％増）、鶴田第２が７億４０９３万円（１８・７％減）、岡本駅西が８億８８２万円（０・１％減）。一般会計の簗瀬土地区画整理事業は２億６８６１万円（７５・８％増）で区画道路や水路築造工事に着手。小幡・清住土地区画整理事業は１２億４９５万円（７２・９％増）で用地取得や補償を推し進める。

　簗瀬の施行区域は簗瀬町の一部、国道４号と市道６１１２号線に挟まれた面積１１ｈａ。地籍整備型区画整理で道路は現況を可能な限り生かして一部を改良。区画街路や公園の新設、上水道や下水道の整備を計画する。事業期間は１９～２３年の５カ年、総事業費は約１２億４０００万円。

　予算案には仮換地指定通知書作成などの業務委託料４４９６万円や補償費等１億１２５０万円に加え、工事費１億４６０万円を計上。今年度に下水道を先行布設した個所など区域南側で区画道路４２６ｍ、幅３ｍの水路４８ｍの築造工事のほか、３棟の移転補償などを進める予定。工事は仮換地指定完了後、年度後半の実施を目指す。

　宇大東南部第２は東峯町、平松本町、峯町、平松町の面積４１・８ｈａが施行区域。総事業費は２７９億７０００万円。事業着手は２００７年度。４日付で事業期間を２６年度まで５年間延長することが決定した。期間見直し前の今年度末進捗率は４４・６％。

　新年度の土地区画整理事業費（職員給与費等除く）は１０億１８５４万円で委託料が６０５０万円、工事費が３億１３７０万円。

　都市計画道路築造工事は延長３６０ｍ、区画道路築造工事は６６０ｍ、整地工事は１万３３００平方ｍを計画。また、建物等調査算定、街区・画地確定測量の業務委託や１５棟の移転補償を進める予定。

　宇大東南部第１の施行区域は平松本町、東峯町、石井町、峯町の４８・２ｈａ。総事業費は２４０億１０００万円。事業期間は１９９９～２０年度。今年度末の進捗率は９６・４％。

　土地区画整理事業費は５億４７６１万円で、委託料は９１１４万円、工事費は２億３５２０万円。延長５１８ｍの区画道路築造や１万７０５０平方ｍの整地工事、１棟の移転補償、街区・画地出来形確認測量業務委託の実施を予定。新年度末の進捗率は９８・７％を見込んでいる。

　鶴田第２は鶴田町の８６・２ｈａが施行区域。事業着手は１９９９年度。今年度に事業期間を２６年度まで５年延長し、総事業費も２５３億５０００万円に変更した。今年度末の進捗率は８３・４％。

　土地区画整理事業費は３億１２３６万円。委託料４６３１万円、工事費５７６０万円。延長２００ｍの区画道路築造や３９００平方ｍの整地工事、３棟の移転補償、建物等調査算定、街区・画地確定測量業務を進める計画。新年度末の進捗率は８４・７％を想定している。

　岡本駅西の施行区域は東岡本町、中岡本町、下岡本町の５９・２ｈａ。事業期間は１９９４～２３年度。総事業費は２６０億円。今年度末の進捗率は７１・７％。

　土地区画整理事業費は３億１１０４万円。委託料５８３８万円、工事費５９５７万円。都市計画道路築造５３ｍ、区画道路築造５７５ｍ、整地工事２０００平方ｍを予定。建物等調査算定や街区・画地確定測量業務、４棟の移転補償を進め、新年度末の進捗率７２・９％を目指す。

　小幡・清住は１６・９ｈａが施行区域。事業期間は２０１３～２７年度。総事業費は２６７億４５００万円。

　委託料１億６０８２万円、工事費４７６万円、補償等８億５４７０万円、公有財産購入費１億８２００万円を計上。１７００平方ｍの用地取得や１０棟の移転補償、換地設計修正、建物等調査算定、用地測量業務委託を予定している。