JAS構造材の活用推進に向け、木材調達費の一部を助成する「JAS構造材個別実証支援事業」の申請受付がスタートした。申請は6月30日まで。
この事業は、建築物の構造部分へ実際にJAS構造材を利用する実証的な取り組みを行う建築業者に対して、木材調達費の一部を助成する。
本年度は、助成対象がこれまでの▽施主が民間▽用途が産業用建築物―といった条件から▽施主が国でない(国を除く地方公共団体や民間)▽3階建て以下の戸建て住宅を除く全建築物―にまで拡大され、社会福祉施設や教育関連施設、病院、集合住宅、4階建て以上の戸建て住宅も助成対象となった。
また構造部への使用が必須となる木材対象範囲も広がり、これまでの▽機械等級区分構造用製材▽2×4工法構造用製材▽直交集成板(CLT)―に加え、新たに中断面以上の構造用集成材と構造用LVLも対象となる。
助成金額は構造材や床面積、階数などによって異なり、詳細は公募要領を参照。申請や問い合わせは、新潟県木材組合連合会(TEL025―245―0733)まで。