さくら市は地方創生整備推進交付金（道の整備事業）を導入し、道路整備を進める地域再生計画をまとめた。期間は２０２０～２４年度。総事業費は２３億５２００万円。広域農道等と市道４３路線・２万７３００ｍを一体的に整備する。整備個所数は広域農道等が１４路線・９４９０ｍ。市道２９路線・１万７８１０ｍ。事業費は広域農道等が６億５１００万円、市道が１７億１００万円。

　広域農道等は拡幅整備が市道Ｕ１－２０号（グリーンライン）の１路線・１１５０ｍで２億３１００万円。舗装修繕がＵ１－２０号と市道Ｕ１－１９号（グリーンライン）の２路線・４７００ｍで２億５３００万円、舗装新設が１２路線・３６４０ｍで１億６７００万円。

　市道は拡幅整備が１５路線・４７５０ｍで７億６７００万円、バリアフリー整備が３路線・８６０ｍで２億２０００万円、舗装修繕が１１路線・１万２２００ｍで６億９６００万円。舗装修繕する市道Ｋ２００９号では道路照明２２基を１８００万円で整備する。

　Ｕ１－２０号の拡幅整備は２億３１００万円。国道２９３号バイパス交差地点から北の農産物直売所さくらまでの延長１１５０ｍ。舗装修繕は１億８３００万円。拡幅整備個所から北西に進み、主要地方道今市氏家線と接するまでの３４００ｍで実施する。

　市道ではＵ１－１６号の舗装修繕に１億２９００万円。国道４号と鬼怒川間の国道２９３号から南に２３００ｍを整備する。

　年度別事業費はＵ１－２０号の拡幅が２２～２４年度各７７００万円で、舗装修繕が２０～２３年度各３７００万円、２４年度３５００万円。Ｕ１－１６号が２０年度２２００万円、２１～２３年度各３０００万円、２４年度１７００万円。

　市では生産拠点で緊急車両の通行や防災活動に支障を来す幅員狭小な道路が点在しており、農村地域での道路機能低下が定住人口の増加を妨げる要因の一つになっている。

　目標は広域農道交差点での交通事故発生件数を５件（基準年度１８年度）から０件など。