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茨城県小美玉市

羽鳥駅前広場の整備工/本年度は3工区発注/東西口でロータリー設置

2020/04/25 日本工業経済新聞(茨城版)

 小美玉市は、羽鳥駅の駅前広場整備工事3工区を初夏に東口・西口それぞれ一般競争入札で発注する。2020年度内に広場全体の完成を目指す。3工区では、1工区に引き続き東・西口それぞれのロータリー整備を行う。工事の詳細については詰めているところで、工期は7カ月を見込む。


 駅前広場全体では、東口に約6400㎡、西口に約2400㎡のロータリーを整備する。事業費は約8億円。

 東西ともに一般車乗降場、タクシー乗降場、タクシー待機場、バス乗降場、福祉車両乗降場を配置。

 また雨天時に駅舎からタクシーやバスの乗降場へ濡れずに移動できるようにシェルターを設置する。

 このほか照明灯や標識の設置、張芝などを想定している。

 さらに東口には一般車一時駐車場(約20台)と駐輪場(約150台)。

 工事について、1工区(ロータリー整備)と2工区(シェルター工)は発注済み。東口は1工区を興和工業㈱(小美玉市)、2工区を㈱エイブルコーポレーション(同)、西口は1工区を㈲清司工務店(同)、2工区を㈱クボタ総建(同)が担当。

 1工区(東口)の概要は、工事延長110m、置換工360立方m、排水構造物工215m、舗装工1063㎡、縁石工402m、防護柵工97m。落札金額は5150万円(税抜き)。

 西口では、工事延長117m、置換工610立方m、排水構造物工325m、下層路盤工1954㎡、縁石工489m、防護柵工47mとしていた。落札金額は5300万円(税抜き)。

 いずれも参加条件としては、市内に本店を持つ土木750点以上の単体業者で、特定建設業の許可(土木一式工事)などを求めていた。完了は夏ごろを見込む。

 4工区以上に分けて発注するかは現状では未定。

 本年度は事業の最終年度であることから、事業効果分析業務委託も計画している。広場整備工事の進捗を見つつ、下半期に発注する見通し。

 20年度当初予算ではJR羽鳥駅および駅前広場整備事業に2億8829万5000円を計上している。内訳は工事費2億8500万円、社会資本整備計画事業効果分析業務委託費に297万円など。

 駅前広場の設計は㈱ミカミ(水戸市)がまとめた。


【図=羽鳥駅東西広場配置図】

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