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茨城県石岡市

ふれあいの森リニューアル/宿泊棟や管理棟整備/10月以降順次発注

2020/08/22 日本工業経済新聞(茨城版)

 石岡市は、ふれあいの森の再整備に向け㈱若栁建築事務所・㈱大山都市建築設計JVで設計を進めている。頂上付近に360度の景色と星空を堪能できるサークルデッキやグランピング用デッキなどを新設し、人と自然が共生する持続可能な暮らしを体験できる施設を目指す。9月末に設計をまとめ、10月以降に宿泊棟の新築などの工事を順次発注し、来年4月下旬のリニューアルオープンを予定。

 宿泊棟はW造のサークルデッキの下に客室ロッジ10棟および炊事場と管理棟を整備。ロッジからは筑波山を一望できるように配置する。

 グランピング用デッキ10棟は、サークルデッキの南西側に設置する。デッキの上にテントを常設するか、利用者に持参してもらうかは検討している。

 宿泊施設の付近には宿泊者用駐車場(20台程度)を整備する。

 そのほか管理事務所棟(S造2階建て、延べ88・70㎡)、フラワーサイクル(空中自転車)の発着台、休憩所(S造平屋、150㎡)の改修を計画。

 また、正面駐車場内直売所の植物展示用温室の隣に、軽食コーナーとして厨房とカウンターを整備し、温室を飲食スペースに改修する。

 さらに当初の想定以上に電気容量の増加が見込まれるため、キュービクルなどを設置するほか、浄化槽1基の設置も計画。整備に必要な経費を9月1日開会の第3回定例市議会において上程する補正予算に盛り込む予定だという。

 ふれあいの森(下青柳200)は、県フラワーパークに隣接する自然公園。1992年に開園。フラワーパークと併せて滞在型観光施設としてリニューアルし、来年の大型連休に間に合うよう4月下旬のオープンを目指し、整備を進めていく。


【図=ふれあいの森頂上付近に新設する宿泊棟サークルデッキのイメージ図】

ふれあいの森頂上付近に新設する宿泊棟サークルデッキのイメージ図

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