環境共創イニシアチブ（ＳＩＩ）は、２０２０年度のエネルギー使用合理化等事業者支援事業（省エネルギー投資促進に向けた支援補助金）の新規採択案件をまとめた。本県からは２３事業に交付決定した。工場・事業場単位では４事業の省エネルギー投資を支援。医療法人報徳会（宇都宮市）の照明ＬＥＤ化に１３００万９０００円、真岡商工会議所（真岡市）の照明ＬＥＤ化と空調高効率化に１１８１万８７２９円、大栄工業石橋工場（下野市）のレーザ加工機更新などに２１２２万円、エム・イー・エム・シー（宇都宮市）の空調用ターボ冷凍機の更新に６４３３万３３３２円を補助する。

　設備単位では１９事業の交付を決定。主な施設は富士食品工業日光工場（日光市）の高効率空調と冷凍冷蔵設備に１２６０万４９０６円、社会福祉法人真善会ブロムナードひこや（足利市）の高効率空調に９１１万５６５０円、米山化学工業足利工場（足利市）の高性能ボイラに８２２万５０００円、社会福祉法人くすの木会特別養護老人ホームきぬの里（小山市）の高効率空調に７５１万２２００円が交付される。

　支援事業では、工場・事業場単位と設備単位の両面から省エネルギー設備の導入を支援。省エネ化の基準達成を前提に工場・事業所単位では設計費・設備費・工事費で最大２分の１、設備単位では導入費の３分の１が補助される。交付決定事業者は原則３者以上の見積依頼または競争入札を行う。事業期間は２１年１月２９日まで。