新潟県測量設計業協会(山岸陽一会長)は16日、新潟市内で若手技術者を対象にUAV写真測量実技研修会を開いた。当日は会員企業から16人が参加。UAV写真測量に関する基礎や操作方法を学んだほか、機体のフライト体験にも挑んだ。
この研修会は県が補助する「新潟県建設産業マンパワーアップ総合支援事業」を活用し、測量設計業界を担う若手技術者の育成を目指して2018年度から開始。本年度は3回目の開催となり、講師は協会の賛助会員である金井度量衡が務めた。
午前はデンカビッグスワンスタジアムの会議室で講義が行われ、UAV写真測量の基礎知識や国土地理院の「UAVを用いた公共測量マニュアル(案)」、緊急時における応用例などが説明された。冒頭、山岸会長が「実践的な研修で学んだ知識と技術をこれからの仕事に発揮され、ますます活躍されることを期待申し上げる」と激励した。
午後は隣接する新潟県スポーツ公園内の多目的運動公園南エリアに場所を移動。参加者16人をパイロットとカメラオペレーターの2人一組に班編成し、事前に作成した飛行計画に沿ったUAV写真測量の体験フライト、UAVレーザ測量の計測飛行見学などが行われた。
【写真=山岸会長、パイロットとカメラオペレーターに分かれて操作、フライト体験の様子】