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松本砂防事務所工事安全対策協議会

松本砂防安協副会長に高宮氏選任

2020/09/30 長野建設新聞

松本砂防事務所工事安全対策協議会(会長=石田孝司松本砂防事務所長)の総会と松本砂防事務所建設労働災害防止大会が28日、松本市内の松筑建設会館で開かれた。当日は新型コロナウイルス感染症拡大防止対策として出席者をおよそ60人に絞り開催。総会では新たな副会長に高宮組の高宮善郎社長を選任。総会後に開かれた大会では、三大災害撲滅などの決意を新たにした。

総会のあいさつで石田会長は「現場を見る時に安全の取り組みを確認しているが、安全に対しどの現場も優秀で、いろいろな工夫を行うなど、安全のためにできることをされている。これからも協議会の取り組みを深化させたい」と安全への決意を新たにした。総会では昨年度の活動報告や本年度活動方針案を承認するとともに、新たな副会長には高宮組(松本市奈川)の高宮善郎社長を選任した。高宮副会長は「昨年度の活動報告を聞かせていただいたが、皆様の活動の意義は大変高いと思う。会員皆様のご指導を賜りながら副会長として務めて参りたい」と決意を示した。

その後に開かれた建設労働災害防止大会のあいさつで石田会長は「本年度に当事務所が発注した工事で休業4日以上の労働災害は発生していないが、軽微な事故が発生しているのは事実。そうした内容を私なりに分析すると、しっかりと決められた手順を守っていれば防ぐことができたのではないかと思う。昨年もこの場で言ったことだが『急がば回れ』ということを改めて感じている。本日の大会を機会に今一度皆様の現場を振り返り安全意識を高めていただき、工事リスクを低減し事故防止につなげてほしい。安全に対しできることはすべてやるスタンスで、一目置かれるような現場づくりに取り組んでほしい」と呼びかけた。

続いて建設工事における最近の法改正等について松本労働基準監督署安全衛生課の佐藤幸男課長が行ったほか、北陸地方整備局から今月14日に本年度の安全管理優良受注者として表彰された相模組の西山義則さんが、安全対策の取り組みを報告。その後、高宮組の丸山真悟さんがスローガンを確認した後、金森建設の長谷尾茂さんが工事安全を宣言し採択した。

松本砂防安全協議会

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